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2007年7月29日 (日)

水難事故に注意!!

やっと夏らしい天気になり、暑さを逃れるために海水浴を楽しむ方々も多いことでしょう。しかし、茨城県内の海水浴場では水難事故が相次いでおります。

ヘッドランド 男性が重体

 28日午前9時40分ごろ、鉾田市滝浜の滝浜海岸で、海水浴に来ていた埼玉県戸田市の男性会社員(55)が沖に流された。男性は同僚の男性(37)に助けられ、鉾田市内の病院に搬送されたが、意識不明の重体。

 鉾田署の調べでは、男性は同僚ら計約30人と海水浴に来ていた。現場は「ヘッドランド」と呼ばれるT字型の人工岬で、潮の流れが強いため、遊泳禁止となっている。近くには遊泳禁止の看板も設置されている。

 現場付近では27日にも、サーフィン中の小学2年男児が沖に流される事故が起きている。2件の事故を受け、鉾田市は防災無線でヘッドランドに近づかないよう注意喚起した。

(2007年7月29日  読売新聞)

二つの事故のキーワードは、遊泳禁止の場所であると言うこと。

茨城県内の海水浴場の多くにヘッドランドと呼ばれる人口岬が存在します。これは、鹿島港の影響で、海岸線が侵食され海岸が後退したことから、それを防ぐために設置されました。一見すると、ヘッドランド周辺は波も穏やかなので、つい大丈夫だろうと思いがちですが、このヘッドランド周辺は非常に流れが速く、水深も深くなってるため非常に危険ですので、絶対に近づかないようにしましょう(どこも遊泳禁止になってます)

Otoshiana_img01

それと、もうひとつ危険なのが離岸流と呼ばれる、通常の沖から岸に向かってくる波の流れとは逆に、岸から沖に向かっていく流れで幅は10mくらいと言われてます。これは主に遠浅の海に見られる現象で、地形や気象条件によって発生場所は異なります。*ヘッドランド周辺も離岸流が発生しやすい。

しかし、これは注意深く観察してると見えます。通常の打ち寄せる波とは異なるザワザワした海面が見られたら危険ですので、その海域には近づかないようにしましょう。もし、遭遇してしまったら慌てずに岸に対して平行に10mほど泳げば脱出できます。焦って岸に泳ぎ出したらその流れから抜け出せなくなり溺れてしまいます。

この二つは特に注意して安全に楽しい海水浴を楽しみましょう。

また海水浴場では各係員やライフセーバーなどの指示に従いマナーを守りゴミは持ち帰りましょう。

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