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2007年8月15日 (水)

水を求めて~裏磐梯編

おいしい水が飲みたくなって、日本百名水を検索しました。その中で、そのまま飲料可能な水は関東周辺でいくつかあったんですけど、日帰りで都心と三大渋滞高速を利用せずにいける場所は、ココしかない!!と・・・言うことで、渋滞知らずの常磐道、磐越道を利用し福島県の裏磐梯方面に走り出しました。目指すは福島県耶麻郡北塩原村(人口3397人)にある百貫清水と言われる小野川湧水群

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磐越道の某PAはこんな感じで有得ない位の空きっぷり!この旅の行く末を暗示してるかのような状況に驚愕しながらも、先を急ぎました。

磐越道裏磐梯猪苗代ICを出てまず目指すは五色沼。高速を降りてからは割りと近く、道も分かりやすいので迷わずにいけました。つーか、五色沼とはここら辺一帯の湖沼郡を言うらしく、オイラが行ったのはその一部の五色沼自然探勝路で毘沙門沼から進むコースです。しかし五色沼・・・かなりの人気スポットらしく凄く人がいました。秘境を求めてたオイラとしては、ちょっとテンションダウンです。そんな人の列の中、最初の毘沙門沼に到着して感想は・・・

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ご覧のとおりスゲ~~!水が透き通ってしかも青いです。はっきり言って期待してなかったけど、見た瞬間なんか自然と微笑んでしまいたくなる景色でした。さらに、このコースを進んでいくと美しい景色がたくさん広がります。綺麗な水が流れる川、夏の日差しを和らげる涼しい林道、そして沼など なんか凄い癒されます。

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このコースは3キロ以上あって、往復散策には2時間以上を要するため、残念ながら半分の赤沼を見て入り口に戻りました。そして観光施設みたいなところでトイレを借りてびっくり!手洗いの水がメチャクチャ冷たい!自販機で買った飲み物より冷たいその水に、否応なくこの旅の最終目的地に期待が高まり、テンションもアゲアゲで小野川湧水を目指すのでした。

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途中に見えた小野川湖を通り、次に訪れたのは小野川不動滝です。

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入り口の鳥居をくぐり、登りの林道をひた歩きます。整備はされてますが、先が見えなくかなり体力を奪います。本当に・・・この先に・・・上がったテンションを落とさないだけの素晴らしい何かあるのでしょうか?と、不安になりながらも20分くらい歩いたその先にあったのは・・・

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近い!水しぶきがかかります。登ってきて疲れた体と汗を一気に吹き飛ばしてくれます。そして、心も何もかも洗われてる感じがします。感動です。感無量です。滝から流れてる水もメチャクチャ冷たく、顔を洗ったら最高に気持ちがよかったです。よくある旅番組のように、ためしに少しだけ飲んでみましたが冷たくて普通にうまい!こんな状況に、ついにテンションMAXになりました。行くぞ!

さて、百貫清水に行くためにはいくつかのコースがあって、車でだいぶ上までいけるコースがあるんですが、無舗装道路なため四駆などでないと厳しいらしく、オイラはグランデコスキーセンターからゴンドラで付近まで行くことにします。

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そろそろ腹も減ってきたので、食事でも・・・と思いましたがこの施設にはなく。仕方なく売店で売ってたパンを食べて凌ぎます。そんなこんなで五色沼でもらったゴンドラの割引券(1500円が1400円になる)を利用しゴンドラに乗り込むと、そこは一面の大パノラマ!

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スキー場って・・・雪がないとこんなふうになってるんだ、と感心しながら15分くらい乗るとゴンドラの終点に到着します。嬉しいことに終点駅のレストランは開いてまして、スキー場の定番カレーを食べ腹を満たし体力をつけ、ココから約1時間歩く最終目的地である小野川湧水を目指します。

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ゴンドラの駅には、スキーのストックが置いてあって自由に使ってくださいと書いてあります。迷わずストックを手に取り、オイラは名水めざし歩き始めます。ちなみにストックは絶対に持っていくことをお勧めします。理由は楽だからと・・・万一、熊に遭遇してしまった場合の武器になります。

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さて、しばらく歩くとデコ平という湿原に到着します。この中は木道を通るため非常に楽です。しかし対向者が来るとちょっと狭いので、落ちない(落とさない)ように気をつけましょう。このデコ平を越え進むと、そこからは多少整備はされてるものの、かなりの山道になります。ここは、ナウシカで言うところの人間の住む世界ではありません。見たことのない綺麗な蝶や見たことのないでかいトンボや蜂の住む世界です。人間は謙虚でなくてはいけません。

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ところで、でかいトンボなんですが・・・おそらく国内最大種のオニヤンマだと思われます。はじめて見て感動なんですが、羽音が大きくブーーンと聞こえるので怖かったです。しかも普通のトンボより動きがゆっくりしていて、目の前を真直ぐ向かってきたり90度回転したりを繰り返す様はカッコヨカッタです。

さて、山道を進むこと40分あまり・・・時折見える磐梯山の景色と綺麗な沢、そして、蝶やトンボ、緑のブナの森に癒されながらここまで来ましたが、ついに・・・目的地である百貫清水に到着しました。周りの地面がふわふわしていて、いかにも水を湛えてる感じがします。

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こんな感じで、山の中にひっそりと・・・そして神々しくその泉はありました。泉の底では至る所から砂が吹き上がって懇々と水が湧き出てるのが分かります。早速、近くにあった柄杓で水をすくってみます。水はまったくの透明で塵ひとつない。その水を腕にかけると・・・メチャクチャ冷たい!今までの疲れが一気に吹っ飛びました。

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そして、砂が吹き上がってるところから慎重に水を採取し頂きますしたが・・・

冷たくてまじでンマイ!!!!!!!!

ありがとう!うつくしま福島!!

帰りの常磐道では多少の渋滞がありましたが順調に旅を終えることができました。日本には、まだまだ知らないステキな場所があるんだなぁ~と感心させられた今回の旅でした。しかし、かなりキツキツのスケジュールであったため、次回は泊まりで行きたいと思います。できれば・・・。

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コメント

こんなに近くまで寄れる滝良いですねー
是非そばまで寄って写真撮りたいです

投稿: Torishin | 2007年8月16日 (木) 20時32分

この滝は小さいけど水量が豊富で
近くによると思いっきり濡れます。
もちろんカメラも濡れます。
しかも超冷たいです。

投稿: ヘボカル | 2007年8月16日 (木) 22時41分

次に来られる時には母成峠の郡山市側を流れる石筵川の銚子ヶ滝にも行ってみて下さい。
なかなかの名瀑ですヨ。
それから、母成峠を越えて中ノ沢温泉から左折した所に達沢浮動滝があります。
大河ドラマの風林火山のオープニングで出てくる滝です。

投稿: 「大」@安達太良山麓 | 2007年8月23日 (木) 15時49分

はじめまして「大」@安達太良山麓 さん

銚子ヶ滝のほうが秘境っぽいですね!今度ぜひ行って見たいと思います。それと、風林火山・・・山梨の方の滝かと思ってたら福島だったんですね!!勉強になりました。

投稿: ヘボカル | 2007年8月24日 (金) 23時42分

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